コンセプト

日常の中の非日常を楽しむ。非日常の中で日常を楽しむ器。
部屋に転がしてインテリアとして、食器として毎日使えるもの。
「見るたびに和む“真球”」「部屋に転がっていても可愛らしい大きさ」「外観の丸い感じと対象的に、器としては極めて薄く作ってシャープにして対比を楽しみたい」「日本では器を手で持ち、口をつけて、お料理を頂くのだから、口当たりはソフトに」「日常の器として使い勝手も大切。これ一つあれば食事ができる便利さも欲しい」「できれば1人のときも2人のときも、洋も和も、両方楽しめるもの」色々と自分の思う条件を頭に入れながら、紙にスケッチをしました。
構成

5つの食器で7通りの使い方ができる。 5つの食器で七変化する器「MARI」。
椀2つ(汁湾・飯椀)、皿2つ(平皿縁あり・上げ底にもなる縁なし皿)、高台兼ナフキンホルダー兼箸置き。
また、見え方にも変化がある。光沢とマットのコントラスト。黒一色の世界。黒と赤のコントラストなど。
色

写真も撮る私ですが、きっかけは白黒写真に魅せられたこと。写真の黒に引き込まれました。漆黒の黒。洋風のお部屋にも合うし、迷わず黒を選択。そして、黒と赤の両面使いの器も取り入れました。黒に対比するのは真紅の赤。対比を楽しみました。この2色なら、お料理が映えることうけあいです。
艶

艶は一番のツヤあり。中を艶無しにして対比を楽しむ。一方、平皿縁無しは両面使い。
一番のツヤありと、艶がないもの両面使いにしました。通常は、艶があまりないほうにお料理を盛りますが、あえて逆にツヤツヤを内側にしてお料理を盛りました。艶で、お料理が一層映えます。
山名漆器職人“魂”!?

確認などで職人さん達に電話連絡をすると、職人さん達は仲間といつもお酒を酌み交わしてご機嫌状態です。夜ならまだしも、かなり明るいうちから・・!?しかも、本当に毎回・・!?
でも、完成品を見て思いました。「お酒も山中漆器職人の“魂”の一部だったのね・・」
作品は、精緻な技による魅力だけではない、得も言えぬ独特の魅力をまとっているのです。何か職人の“魂”のオーラというかベールみたいなもので、艶やかに覆われているのです。
|